独居高齢者あるある。
リホーム業者に不必要な工事を提案され、まんまとひっかかって、高額な請求をされた独居高齢者もいます。
独居のB子さん(60代後半)の家は築50年のボロ屋、内部はゴミ屋敷化し、本人はスーパーでの見切り品で食い繋いでいます。 家族関係は悪く、早くに離婚し、母子家庭でしたが、子供は大学から上京し働いており、連絡も殆どありません。
年金は国民年金のみで贅沢は出来ません。 が、親の残した家で細々と暮らしています。 が、その木造の家も築50年も越え、柱もシロアリ被害があり、床もギシギシ鳴り、寿命に近いのです。
彼女は、近い将来は、施設入居しかないと思っていました。
ある日、リホーム業者が来て、屋根の痛みが激しいから修理しないと大変ですよ。 と脅され、 なんと即決で修理を頼んでしまったのです。 その額60万円!!
彼女は自分の家が古く屋根も傷んでいるのは知ってはいます。 工事代金については、その場で聞いたのかどうか分かりません、ひょとして、工事が終わって、実際請求されたのかもしれません。
今は、屋根の修理には補助金も出るそうですが、
寿命に近い家の修理に、 虎の子の大事なお金を使ってしまっては、
屋根よりも、寿命で壊れたエアコンを買い替えるべきだったのに、
冬の冷気や夏の熱気逃れの為に、彼女は一日の大半は、近くのスーパーのフードコートで暖や冷をとっているのです。
そうなる前に、相談できる人が居ればよいのですが、
ゴミ屋敷化した家の住人は大体、近所付き合いも無く孤立しています。
そんな人は、個別セールスの絶好のカモです。
怪しい微笑みでのセールストーク、半分脅しに近いものもあります。
こんなことにならないように、
虎の子のお金は、大事に使ってください。
相談出来る人がいないなら、まずは地元の地域包括支援センターへ連絡しましょう。
身近な問題解決のお手伝いをしてくれます。